1574年 冬。
まだ12月に入ったばかりだが、街はすっかりクリスマス一色だ。
あの時の出来事から1年。
ミシナの傷は完全に癒え、スウィーパーとして前と変わらず活動している。
変わったのは、お互いに想いを伝えたという事。
関係は前とさほど変わっていないが。
「うおー…さみー…」
「本当。」
自分の腕を抱き、ぶるッと身震いする。
本当。とか言ってるミシナは相変わらず丈の短いスカートを穿いている。矛盾。
コートより短いもんよ。
スヴェルだからか?女だからか?
街にデカデカと貼られている化粧品のポスターのアイドルも寒そうな格好だし。
確かこのアイドル、ミシナと同じ名前だったな。
こいつも鬼のスヴェルだ。流行ってたのか?この名前。
そんな事より、今日はスヴェルの駆除に来てるんだ…が、
寒さでスヴェルの動きが鈍ってる以前にこっちの動きが鈍ってます。隊長。貴一さん。
「ん?」

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